チャールズ・レニー・マッキントッシュ建築物の保護プロジェクト始動!、スコットランド

こんにちは。学芸員の水野ですflowers&plants10

スコットランドの文化財保護財団(National Trust for Scotland)が、マッキントッシュがデザインしたヒル・ハウス(Hill House)を保護するシェルターを制作するプロジェクトを発表しました。

チャールズ・レニー・マッキントッシュ建築物の保護プロジェクト始動!、スコットランド
National Trust for Scotland 公式HPより

建物全体を雪や雨、風から守るために囲う。

シェルター無しのヒル・ハウスは、
チャールズ・レニー・マッキントッシュ建築物の保護プロジェクト始動!、スコットランド
チャールズ・レニー・マッキントッシュ建築物の保護プロジェクト始動!、スコットランド
ヒル・ハウス二階ベッドルーム
何度見ても、カッコいいデザインです。

マッキントッシュは、スコットランド出身のデザイナー、建築家。
ヒル・ハウスはヘレンズバラにあります。
マッキントッシュが関わった数々のデザイン制に優れた建築物の中でも、群を抜いて重要度+++とされている建物で、その名の通り、自然の広がるクライド河口の美しい景観を望む小高い丘のうえ建つ家です。

ヒルハウスはグラスゴーの出版業を営む実業家、ウォルター・ブラッキーの邸宅として建設され、ブラッキー家は50年間をヒル・ハウスで過ごしました。

スコティッシュ・バロニアルスタイルを基礎に、幾何学的抽象性とを取り合わせ、シンプルであり、且つ機能的であることに重点を置いた、1902年頃のデザインの世界に大きな可能性を示した住宅です。

このような文化的にも重要な意味を持つ建築物を後世に伝えるために保護することは大切なことだと思います。

シェルターを付けることに賛否両論あるようですが、シェルターのイメージデザインを見ると、天井の高さまで登ることができ、そこからヒル・ハウスを見渡すことができるようになるかもしれません。
シェルター設置は、2018年6月に始動予定で協力の呼び掛けが進んでいます。

日本では間違いなく1番のチャールズ・レニー・マッキントッシュのコレクションを所蔵するのが当館も、他人事ではなくこの状況を捉えています。

*********************
飛騨高山美術館

ショップ・カフェのみの利用は入館無料です。

JR高山駅 東口を出て左隣の濃飛バスセンター
1番乗り場より発着している路線バス「さるぼぼバス」ご乗車
バス停留所「飛騨高山美術館」で下車して徒歩1分♪


◆住所:高山市上岡本町1-124-1
◆TEL:0577-35-3535
◆休み:1/10,17,24,31, 2/7,14,21,27, 3/7,13
◆営業時間:9:00~17:00(最終入館は16:30まで)






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